世の中には多くの英語教材があり、大学入試対策でもどんな英単語帳を使ったらいいの?と悩んでいる高校生が多いのではないでしょうか。
「学校で貰ったから」
「友達が使っているから」
「先輩に薦められたから」
など、とりあえず使っているという人もいるかもしれないですね。
大学入試用の英単語帳は多いので、どういった特徴があるか?今度ゆっくりとお伝えしたいと思いますが、今日のテーマは「お勧めしない英単語帳」について。
お勧めしない英単語帳は、ずばり!辞書式に載っているもの!です。
つまりabc順に羅列されている単語帳ですね。
下は旺文社の英検向け単熟語です。左は現在のもので、右は旧版。
現在のものは音声データがダウンロードできるもので、古いものは懐かしのCD別売。
ツールの違いだけ見てもここ10年ちょっとで時代は変わりましたね。
中身を比較してみると…
いかがでしょう?ツールだけでなく見た目もスタイリッシュになっています。
でも、一番大きく変わったのは「単語の並び順」です。
旧版の方は、辞書式なので「abandon」からスタート。対して新版は「issue」。
全然違います!
実は私も高校生の時に使っていた単語帳がこの辞書式で、「abandon」から始まっていました。英語が苦手だったので必死に覚えようとしたのですが、なかなか暗記できず結局…aから始まる単語を繰り返すだけで、bまで進まなかった苦い思い出があります。
「abandon、放棄する」「abandon、放棄する」「abandon、放棄する」
などとずっとブツブツ声に出していたからか自己暗示にかかり、「もう英単語なんて放棄してやる!」となってしまったわけです。abandon恐るべし!まあ、これは私のように単純かつ英語が苦手という人にしか当てはまらないかもしれません。
でも、天下の旺文社さんがここまで大きくリニューアルしたのはきっと私のような英語苦手民の声を聴いてくれたからに違いない。(憶測)
辞書式は便利そうですが、英単語帳は「頻出順に並んでいる」ということが一番大切です。例えば途中で挫折したとしても、最頻出のところだけは覚えることができますから。(それに最後の索引は辞書式に並んでいるので、調べたいときはそこを使えば便利です)
今回はお勧めしない英単語帳についてお話しましたが、次回は英単語帳の特徴と選び方についてお教えします。志望校や英語の基礎力によって、チェックして欲しいポイントが違います。自分に合った教材で効率よく学習してください。
私(校舎長)も、新しい単語帳で英検の勉強を始めてみようと思います。一緒に頑張りましょう。(M.K)