こんにちは!船木です。
いよいよセンター試験本番が近づいてきましたね。
皆さんは何かのためにずっと準備して努力して、最終的にこういった大きな舞台で結果を出す、というのは緊張するタイプですか?いつも通り飄々とやれるタイプですか?
僕はこう見えて(どう見えてるか分からないですが)ガチガチになるタイプです。
センターを受けたのは少し昔なので、僕より若手の先生の話のほうが色々と参考になると思いますが、実は僕も最近試験に向けてちょっと勉強をしていたのでそれについて触れようかと思います。参考までにこんな感じのことをやっていました。
大学院の研究とかこの仕事に取り組みながら勉強時間を確保するのはなかなか難しかったですが、それでも勉強するにつれて、やっぱり「これだけ勉強したのだから落ちたくない」「忘れてしまった範囲はないだろうか」「本番でケアレスミスしたらどうしよう」と、勉強した人だけが持てる緊張感や不安に苛まれていきました。
そう、恐らく皆も抱えているであろうこの不安は、今まで頑張ってきた人にしか持てないものです。せっかくやってきたのだから自分の実力を100%、あわよくば120%出したいと思うからこそ、手が震えるんです。だから、今緊張でどうしようもない精神状況だという人は、大丈夫です。それはこれまで積み上げてきた努力の証です。
そうは言っても、やっぱり緊張しますよね。わかります。僕もこないだ上記の試験を受けたとき、直前期はチョコレートとウイダーでなんとかカロリーだけは確保していましたし、好物のラーメンなんかは全く食べる気が起きませんでした。センター試験のときも確か親におかゆを作ってもらった気がします。
ここまでガチガチな人も珍しいのかもしれませんが、そんな僕が何とか試験当日を迎えるまでに実践していることを少しご紹介します。
試験直前
まず試験直前は今までやってきた内容に対して自信を持つために、全範囲を振り返ります。もし自分の弱点や要点をまとめたノートみたいなものがあればそれを見直すのもよいです。試験直前の不安って、「数学のあの範囲の問題を最近解いてなかったけど公式なんだっけ?本番で出たらどうしよう!」みたいな理由によるものが大きいですよね。であれば、時間を作ってその範囲もパラパラと見直しましょう。全教科の全範囲を可能な限り振り返って、「よし、全範囲見直したけど忘れてなかった!大丈夫!」と、漠然とした不安を自信に少しずつ変えていきましょう。皆がこれまで努力をしてきたならば、もちろん緊張感はあるとは思いますが、それと同時にやってきたことへの自信や自負も持ち合わせていると思いますので、不安を自信に変えるのは容易でしょう。
次に、今までやってきた量に対して自信をもつためにできる限り可視化をします。僕の場合は、上記の写真の右の、ひたすら問題を解きまくった紙がそれです。一枚一枚の紙は薄くても、今まで問題を解いたノートや紙をかき集めれば結構な量になるはずです。その重量感に安心感を得ることでしょう。ちなみに僕はよくこれを枕にして寝ています。固くて寝心地がいいとは言えないはずなのですが、割とぐっすりと寝られるのです。真似しろとは言いませんけどね。
シャッフル睡眠法
ここまで自分を信じてあげても、やっぱり試験直前の夜はあれやこれやと考えを巡らせてしまい、眠れないものですよね。そこで、僕はシャッフル睡眠法を実践しています。
カナダにある大学の認知科学者のリュック・ボードワン氏が考案し、フォーブス誌やガーディアン誌で取り上げられ、インターネットなどで話題になった、よく眠れる方法です。
本来はアルファベットでやるのですが、別に日本語でおこなっても全く同じ効果が得られるので日本語で紹介します。
- まず、オムライスなど簡単な単語を何でもいいので1つ思い浮かべます。
- 次に、「オ」で始まる単語を思い浮かべます。
- 「オ」で始まる単語が思い浮かばなくなったら、「ム」から始まる単語を思い浮かべます。
- この流れで、「ラ」…と続けていきます。「オムライス」が終わっても眠れなかったら、「ハンバーグ」など別の単語で続けます。
このとき、オムライスや前に浮かべた単語と関連する単語を連想するのは避け、またその単語を思い浮かべるときはしっかりイメージまで思い浮かべましょう。
こうすることで、全く脈絡のない単語を次々にイメージする指令が脳に届くわけです。脳は論理的な活動をしているときは「寝てはいけない」と指令を出しますが、思考回路に脈絡がなく、論理的でなくなると「寝てもいいか」と考えます。それを利用したのがこの睡眠法です。
ただ、皆が試験前日にこれをやろうとすると、絶対「オムライス。お、お、オストワルト法。お、…おー、オイラーの公式」という風にやってしまうと思うので、試験に関する単語を考えるのだけはやめましょう。趣味であれこれ考えてみるのとかどうですかね。僕はラーメンが好物なので、今まで行った店名とラーメンのイメージでこれをやっていました。結構ストンと眠れるので、うまく眠れないときはこれを実践しています。
さて、上手に寝られたところで、試験当日になりました。あとはもうやるだけです。要点をまとめたノートや、問題を解きまくった紙などをちゃんと試験会場に持っていきましょう。それだけでお守りになります。試験直前までノートや参考書を見直して、持てる全てを紙面に書きなぐりましょう。
メッセージ
最後に、僕からのメッセージ。月並みではあるけれども、最後まであきらめない。受験期の話とかを書くととても長くなってしまうのでやめますが、僕も最後の5分で人生が変わりました。答えが2桁出たのにマークする箇所は1か所しかない。そんなこともあります。とにかく落ち着こう。深呼吸をして、カンニングと疑われない程度に少し周りを見渡してみよう。みんな必死な顔をしているはず。大丈夫。自分ならできると最後まで自分を信じよう。もしどうしても落ち着けないなら、一回その問題は飛ばしたほうが良いかもしれない。満点を取りに来たわけじゃないんだから、取れる問題からしっかり堅実に合格点をもぎ取りに行こう。
大丈夫。皆の努力は柏のスタッフが見てきた。本当にすごく成長をしてきたのを知ってるから。あとは本番で結果を残すだけ。
緊張を飼い慣らせ!!!
最後まであきらめるな!!!